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  • 令和5年6月定例会
  • 6月12日 本会議 一般質問
  • 横山 香理 議員
1.当市における原子力災害広域避難の在り方について
 私の住む初倉地域において、令和5年2月4日土曜日の午前中、震度7の地震により、浜岡原子力発電所から放射性物質が放出されたという想定で、実働訓練が3年ぶりに実施された。原発からおよそ20キロメートル余り離れた初倉地域では、訓練当日36人が参加し、私もその中の一人である。この日は初倉公民館「くらら」へ朝8時に集合し、初めに、あらかじめ用意されていたレインコートを着用し、問診票などで健康状態をチェックした後、問題がなければ安定ヨウ素剤に見立てたあめを受け取った。その後、避難用のバスに乗り込み新東名浜松サービスエリアに移動し、簡易除染などの訓練を体験した。原子力防災と聞いても、今まで正直漠然として身近に感じられなかったが、実際に訓練を体験してみて、私なりに率直に感じたことが多くあった。
 原子力災害広域避難について、市民への周知がいかにされていないか、また原子力について正しく恐れ、正しく理解することの大切さも感じた。こうした観点から、今回はこの体験に基づいて以下質問する。
 (1) レインコートを着用する理由とその必要性を伺う。
 (2) 安定ヨウ素剤について
  ① 安定ヨウ素剤を服用することの効果と服用するに当たっての注意点を伺う。
  ② 安定ヨウ素剤は、事前配布をされていれば、いざというときにすぐ服用が可能で、原子力災害広域避難を考えるきっかけにもなる。ただし、服用には注意点がいくつかある。アレルギー反応が認められた場合、すぐに対応出来る人材が近くにいること。また、服用を迷った場合に判断を仰げる人材が近くにいることが必要だと思われる。このことから、私は、事前配布は充分考慮した上で行ったほうがよいのではないかと訓練を通して感じた。様々な考えはあるかと思うが、市としては今後も家庭への事前配布の予定はないという考えか伺う。
 (3) 訓練では、バスで検査所に見立てた場所へ向かったが、到着後まずはバスのワイパーのチェックを行った。この意味を伺う。
 (4) ワイパーのチェック後、バスに乗っていた36人のうち、代表者一人のみがバスから降りて先に放射性物質が付着していないかどうかのチェックをした。なぜ一人だけなのか、この意味を伺う。
 (5) 私は、左の手のひらに放射性物質が付着していたという設定のもと、濡れティッシュでふき取るごく簡易的な方法で除染する訓練を行った。他の人は額と髪の毛に付着していたという設定のもと、やはり同様の訓練を行っている。実際今回のようなごく簡易的な方法で除染ができるのか伺う。また、この方法では除染ができない場合、どのような方法を行うのか伺う。
 (6) 訓練には地域の防災委員も多く参加しており、「これからの防災訓練には、こうした原子力防災の観点も入れた訓練もしていきたい」という前向きな意見も聞かれた。当市において、今後こうした訓練の予定はあるか伺う。
2.女性議会について
 当市では、明治9年の浜松県公選民会の代議人選挙で、市内横岡の女性が初めて参政権を行使したことに由来して、7月30日を「島田市男女共同参画の日」と制定している。女性議会の第1回から第6回までは、この日に合わせて開催していたが、第7回からは参加しやすく、また傍聴しやすくするために、この日に近い土曜日に設定し直し、会場も市議会議場からプラザおおるりに変更して、工夫をしながらこれまで開催を続けている。女性議会は今年で10回目を迎える節目となり、今年の2月には、これからの女性議会を考えるワークショップが、職員や女性議会の歴代参加者を交えて開かれた。私も女性議会については何度か質問させていただいているが、こうしたことを踏まえて今後の女性議会の在り方をどう考えるか伺いたく、以下質問する。
 (1) ワークショップでは、女性議会をどのように捉えている意見が多かったか伺う。
 (2) 課題として、どのようなことが挙げられていたか伺う。
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