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  • 令和5年9月定例会
  • 9月7日 本会議 一般質問
  • 四ツ谷 恵 議員
1.第3次島田市環境基本計画について
 世界各地で異常気象が起きており、欧米では、40度を超える猛烈な暑さに襲われている。日本も例外ではなく気候危機の深刻な影響が表れている。今まで経験したことのない豪雨や暴風、猛暑、洪水、土石流災害等が毎年起こるようになった。国連のグテレス事務総長は、「地球沸騰化の時代が来た」と発言。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は「人間の影響が温暖化を加速してきたことには、もはや疑う余地がない」とした。島田市は、平成25年3月に第2次島田市環境基本計画を策定し、その後、後期基本計画を平成31年3月に策定した。その検証と実績はどうだったのか。また、今年、新たに第3次島田市環境基本計画を策定した。今後の課題に向けて、早急に具体的な対策を打ち、市・事業者・市民への協力を促す手立てを計画していかなければならないと考えるため、以下伺う。
 (1) 第2次島田市環境基本計画等の中で遅れている、達成できていない項目について
  ① 自然環境の保全として、「川や水を守る」の項目の中で、大井川の水環境に対する市民の関心度が低いと評価されている。目標値70%に近づけるための具体策は何か。
  ② 「森林を守る」の中で、年間の森林整備面積を2022年に310ヘクタールとする目標を掲げているが、2022年の実績は何ヘクタールか。
  ③ 「農地を守る」の中で、再生が可能な荒廃農地面積を減らす目標であるが、評価はCである。進まない主因は何か。また、認定農業者数の目標に達していない。その原因は何か。
  ④ 生活環境の保全として、「きれいな水を守る」の項目の中で、大井川の環境基準BOD(生物化学的酸素要求量)達成率がCの評価である。BODを下げる具体的な対策は何を主体として行ってきたか。
  ⑤ 資源循環の推進として、「3Rでごみを減らす」の項目の中で、生ごみ処理容器等購入補助件数の評価がCである。普及しない原因は何か。
  ⑥ 地球環境の保全として「地球温暖化対策をすすめる」の項目の中で、エコアクション21認証取得事業所数(累計)が増えていない。その原因は何か。また「地球環境対策や自然環境の保全」における重要度という市民意識調査によると目標に達していないCの評価である。その主因は何か。
  ⑦ 地球温暖化への人の健康や生活に関する適応策として、気温35度以上の時、熱中症に関する注意喚起を促すことが求められている。熱中症で島田市立総合医療センターに救急搬送された人の2013年から現在までの推移はどうか。
  ⑧ 第2次島田市環境基本計画の中で、この間、CO2削減に寄与し成果としてあげられる項目は何か。
  ⑨ 第3次島田市環境基本計画の策定の際に、第2次島田市環境基本計画の全般的な評価を踏まえて計画していると思うが、第3次環境基本計画で新たに組み入れた項目は何か。
 (2) 第3次島田市環境基本計画の中で、「大井川が育む 豊かな暮らしを紡ぐ循環共生都市 しまだ」を掲げている。リニア中央新幹線トンネル工事は、日本列島を縦断している「フォッサマグナ」での工事であり、自然環境、生態系を大きく変えることが懸念されている。その際に「大井川」源流域の水が大井川に戻らないことが危惧されている。その減水対策を、静岡県をはじめとする近隣自治体がJR東海に求めている。そこで、リニア中央新幹線工事について島田市の基本的な考えを伺う。
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